今日は,京都市西京区大原野にある竹の子料理の老舗「うお嘉」で,竹の子料理を心ゆくまで満喫します!
歴史を感じる上品な佇まい・・・
それもそのはず!こちらのうお嘉は明治5年創業の老舗なんです。
ちなみに,創業以前は魚の行商をされていたことから「“うお”嘉」というお名前にされたそう。
優しい色合いの暖簾の向こうに広がる庭園がこちらを呼んでいます・・・♪
庭園にはこんなキュートな置物も!
これは狸なんでしょうか・・・?
お料理をいただくお部屋は,暖かい色の和室。
夏場はサラリと快適に,冬はほのかに温かい畳・・・ほっと一息つける空間になっています♪
部屋からも庭園を見ることができ,「和」の雰囲気が心地良いこのお部屋は,時間が過ぎるのを忘れてしまいそう。
ではではお料理をいただいていきましょう♪
まずは竹の子弁当から。
お弁当に,ご飯とお吸い物,さらには天ぷらまで付いています♪(税・サービス料込¥6,050)
既にいい匂いが・・・どれから食べるか迷ってしまいます・・・・
白い!甘い!やわらかい!
こちらは朝堀竹の子のお造りです。
竹の子のお造りなんて初めて食べました・・・!
やっぱり見た目が違います!白くてきめ細かくみずみずしい!
食感もサクッ~としたフレッシュ感♪
大原野の竹の子だからこそ出せる味と見た目なんだとか・・・
何もつけなくても思わず「おいしい!」と声が出るくらいの風味なのですが,わさび醤油を付けていただくと一層素材の良さが引き立ちます♪
続いてはこちら!彩り豊かなお料理が並んでいます・・・
ここで注目してほしいのは,さわらの西京焼き(右奥)。
身のしっかりしたさわらに,甘辛い味噌と程よい塩味が染みていて,この一切れだけでご飯3杯いけちゃいそう・・・!
田楽(右手前)もなんと竹の子!
甘めの田楽味噌と風味豊かな竹の子の相性が抜群なんです♪田楽ってナスや生麩だけじゃなかったんですね・・・是非家でもやってみたい・・・
お弁当についてくる天ぷらも逸品!
中でも竹の子の海老はさみ揚げ(右)は,サクッ~フワッ~なんです!
竹の子のサクっとした触感の後に,海老のふわふわしっとりな具。食感の違いがこれまたたまらない♪
もちろんご飯もお吸い物も竹の子づくし!
出汁の効いた優しい味のご飯は,竹の子の旨味がしっかり感じられます。
写真でも分かるほど存在感ある具の竹の子は,出汁が染みていて柔らかさがちょうどよく,コリコリした食感が楽しめます♪
竹の子弁当は,地方発送もされています。(税込¥5,400)
おうちでもこんなに春が詰まったお弁当をいただけるなんて・・・♪
店内でのお弁当と,中身が少し違います。これはどちらも食べるしかありませんね!
春の期間限定なので御注文はお早めに!
(地方発送のお料理は,こちらのショッピングサイトにて御注文いただけます。
ちなみにこちらの焼き竹の子は地方発送のお弁当だけ!
口の中に入れた瞬間に広がる,醤油の香ばしい香り・・・!
醤油ベースのたれを付けてこんがり焼かれた竹の子は,まるでステーキのような食べ応え!
この焼き竹の子を食べるために,竹の子弁当を注文したいくらいです♪
こちらは京竹の子鍋セット!二人前1セットから注文できます。(写真は2セット)(1セット税込¥12,000)
地方発送のみの取り扱いですが,今回は特別にお店でいただきました。
出汁は,酒粕入りの白みそ仕立て(奥左)と薄口醤油鰹出汁(奥右)から選べるようになっています。
今回は,薄口醤油鰹出汁をいただくことにしました!
酒粕入りの白みそ仕立てもめちゃくちゃ気になります・・・今度頼んでみよう♪
じゃじゃじゃ~~~~ん!見てください!
ぐつぐつ・・・蓋を開けると出汁の香りがふわっと広がり,もう待ちきれません・・・・
竹の子にお揚げ,水菜に湯葉など,具材がたくさん!
大原野を中心に,京都の食材を使うのがこだわりだそうです。例えば,お揚げは大原野にある上田とうふさんのもの。
口当たり柔らかな出汁の旨みが,具の素材本来の味を引き出していて,ホッと幸せになるお鍋です♪
メインはやっぱり白い!甘い!やわらかい!ぴちぴちの竹の子!
これでもか!!!というくらい竹の子が入っています。
お鍋でいただく出汁に包まれた竹の子は,つやつやでさらに優しく,風味豊かでした♪
うお嘉では,「次の世代に竹の子を伝えたい」との思いで,写真集のようなおしゃれな料理本を出版されています。
会席料理というとかたいイメージがありますが,なんと子猫の紹介で会席の魅力を堪能できる,店主さんのアイデアが詰まった一冊になっています。
可愛い子猫に見とれながら,うお嘉秘伝のレシピについても読めてしまう,これは新感覚の料理本です♪
うお嘉のショッピングサイトでも御注文いただけますので,是非手に取ってみてください!(¥2,200)
せっかくなので,店主の小松さんが思う大原野の魅力について聞きました!
●大原野の土と水
「料理屋としては大原野の土と水ですね。」
良質の竹が育つには,土に水分がしっかりありつつも,水はけがいいことが重要だそう。一見矛盾しそうな条件ですが,それを叶えるのが大原野!さらに,水が冷たすぎないことも必要だとか。大原野の山は高すぎないので水がそこまで冷えず,竹に適した土地なんですって♪
●大原野から見える空
「僕が特に好きなのは,大原野のひまわり畑あたりから見る空です。」大原野の高すぎない山々で切り取られる,ちょうどいいサイズ感の空が小松さんのお気に入り!「振り返れば,小さい頃から空を眺めるのが好きでした。」と,思い出話も語ってくれました♪
こちらが今回お話を伺った,五代目の小松さんです。
たけにょんをノリノリで肩に乗せてくれるくらいとても楽しい店主さん♪
この大原野で幼少期を過ごされたということで,たくさんのお話を聞かせていただきました。
得意なことは目利き!鮮度のいいものを見分けることには自信があるのだそう。
今回ご紹介したのは竹の子を使ったお料理ですが,竹の子の季節以外にも,四季折々の新鮮なお料理をお楽しみいただけます。
洛西に来られた際は,店主自慢の「目」で選び抜いた旬の会席料理を楽しんでみてはいかがでしょうか♪
夜は予約のみですので,是非ご予約ください!
●うお嘉
営業時間:11時30分~22時00分 (入店は20時まで)
※新型コロナウイルス感染症対策のため,営業時間が変更になる可能性
があります。詳細は店舗に直接お問合せください。
定 休 日:月~木の間で不定休
駐 車 場:12台可能(無料)
住 所:〒610-1121 京都市西京区大原野上里北ノ町1262
電 話:075-331-0029
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