京都西山って?

↓ まずは簡単な動画をどーぞ!(≧∀≦)

京都西山って??

京都は三方を山に囲まれています。

かつて,都の住民は,都から眺める山の方角で,東を「東山」,北を「北山」,西を「西山」と呼んでいました(そのままですね(笑))

「東山」,「北山」は観光地としてとても有名ですが,実は今「西山」も注目を集めています!

「京都西山」は京都市西京区(洛西),長岡京市,向日市,大山崎町にまたがる地域で,西山三山(善峯寺,光明寺,楊谷寺)など,西山の名を冠する寺社も多く,美しい田園風景や桜や紅葉など,見どころ満載です!


どんなところなの?

京都西山には,日本一高級な白子たけのこをを育む竹林や美しい棚田風景などが広がっており,自然豊かな地域です。

春はなんといっても

6月にはあじさい,夏はひまわりやフジバカマ,秋には素晴らしい紅葉がオススメです!

また,かぐや姫伝説の発祥の地とも言われているほか,『源氏物語』の舞台となったり,あの菅原道真,藤原道長にゆかりがあるなど,歴史文化の魅力にもあふれています。


京都西山の歴史って?

かつて西山には,長岡京という日本の都がありました。奈良の平城京(710~784)と京都の平安京(794~)の間の10年間です。日本の政治の中心地だったんですね。

都が平安京に移ってからは,西山が都から見て陽の沈む西の方角に位置することから,人々は西山と西方浄土を重ね合わせ,自分の人生に色々な思いを馳せたのかもしれません。

そのため,多くの人が西山を第二の人生をスタートする場所として選んでいます。



例えば,平安時代,百人一首でも有名な西行法師は,エリート武士の地位を突然捨てて,西山の勝持寺(花の寺)で出家し「西行」となりました。(その理由は友人の死など諸説あるようです。)その西行が植えた「西行桜」は今でも勝持寺で観ることができます。



また,百人一首,マンガなどでも有名な「ちはやふる~」の歌を詠んだ平安時代のイケメン貴族,在原業平は,晩年を西山の十輪寺で過ごし,塩焼きを楽しむなどしていたようです。その塩竃は今でも十輪寺に残っています。



今,人々のライフスタイルは多様化しており,入学,卒業,結婚,出産,転職,退職などはもちろんですが,昔よりも人生の転機がたくさんあるのではないでしょうか。

また,人生100年時代と言われ,セカンドライフをどう生きるか!ということが重要になってきているようにも感じます。

そんなとき,京都西山の歴史や自然に触れることで,かつて多くの人が西山に求めた「癒し」を感じたり,自分の人生を見つめなおすきっかけとなれば幸いです。

大原野保勝会では,このホームページをはじめ,京都西山の魅力を広く知っていただくために様々な活動を行っています!